聖母と嘆きのギリシア富豪
わたしは単なる代理母――なのに、おなかの子も、彼も愛し始めている。
ジョージアは宣教師の両親を不慮の事故で亡くし、妹を養うため、自ら卵子提供して代理母となる道を選んだ。
契約相手は子どもの父となるギリシアの大富豪ニコス・パノス。
妊娠6カ月を迎えたころ、ニコスから驚きの連絡があった。
生まれてくる子どもにギリシアの市民権を与えるために、彼の住むエーゲ海の孤島へ渡り、そこで出産しろというのだ。
追加の報酬さえあれば、もう妹の将来を心配しなくて済む――専用機で島に飛び、初めてニコスと対面したジョージアだったが、図らずも彼の美しさと、その身にまとう孤独の影に心奪われ……。
■初対面の男性との赤ちゃんをすでに宿しているヒロイン、その複雑な心境やいかに? 屈指の実力派、ジェイン・ポーターだからこそ描けるドラマティックでムード満点のロマンスは、‘これぞハーレクイン’と思わせる会心の出来です。
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