育てられた花嫁
誕生日プレゼントはプロポーズ……。
すべては大富豪の冷酷な計画だった。
誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。
10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。
けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。
どうしてイサルが、両親を亡くした12歳の彼女を引き取り、家から遠く離れた山奥の寄宿学校に閉じこめたのか?今も厳しい監視の目を光らせ、生活を制限するのか?なにもかもが、私を花嫁にするための計画だったなんて!今後は夫に従順に尽くし、子供を産み育てるだけ。
イサルが求める、億万長者の愛されぬ完璧な妻として……。
■両親の死後、自分を引き取ってくれた後見人のヒーローに、10年間あこがれてきたヒロイン。
二度目に会ったとき、二人は情熱的に求め合い、ヒーローはヒロインに結婚を申しこみます。
しかし、それは平手打ちにも等しい、あまりに屈辱的なプロポーズでした。
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