アテネで永遠に
財産目当てで、年の離れた大富豪の後妻となったいとこのために、ケンドラはギリシアを訪れていた。
アテネ空港で出迎えたのは、ハンサムだが傲慢なデーモン。
大富豪の親戚筋にあたる、彼自身も億万長者の会社経営者だ。
ケンドラは彼のことが気になるのに、いとこと同類と決めつけて、皮肉っぽい目つきでじろじろと見つめてくる。
ある日、大富豪の息子と出かけたケンドラは、車の燃料切れで帰宅が深夜になってしまう。
するとデーモンはここぞとばかりに、「君は金持ちなら誰でもいいのか」と辛辣な言葉を放った。
更新中です。しばらくお待ちください。