公爵に捧げた無垢な恋
初恋を捧げた一夜の恋人が、まさか億万長者の公爵だったなんて……。
ピアは親友の結婚式に現れたタキシード姿の男性を見て、目をみはった。
ジェイムズ! なぜ彼がこんなところにいるの?アドニスを彷彿させる美貌。
誘惑するような瞳――間違いない。
3年前、ひと目で恋におち、バージンを捧げた翌朝、私の前から突然、姿を消したひと。
その彼を、ホークシャー公爵だと参列者から紹介され、ピアは唖然とした。
公爵ですって? あの夜、彼はそんなことはひと言も言わなかった。
ジェイムズが皮肉っぽい笑みを浮かべ、再会は偶然だとピアに告げる。
彼に惑わされてはだめ。
私はただの火遊びの相手だったのよ。
けれどピアの胸に、めくるめく熱い夜の記憶はよみがえり……。
■D-1745『伯爵のかりそめの妻』に続く関連作をお楽しみください。
突然の再会に揺れるピアを弄ぶような言動をとる公爵。
彼の真意とは? 冒頭のセンセーショナルなシーンに登場する、ピアの親友ベリンダと、イースターブリッジ侯爵の恋物語へと続きます。
更新中です。しばらくお待ちください。