暴君の甘い罰
罰と知りつつ、彼女は結婚を受け入れた。
ただ、彼に愛されたい一心で。
両親を亡くし、住む家を失ったサラにとって、自分を受け入れてくれた祖母は、なによりも大切な存在だった。
だから、心臓が悪い祖母のためと言われると、大富豪ルークとの結婚を断る理由が見つからなかった。
彼は、亡き妻の肉親である私の祖母を安心させたいだけ。
しかも継妹の嘘を信じ、私を財産めあての女と思っている。
つまりルークは私に、妻という罰を与えるつもりなのだ。
けれど前に彼からされた、熱く強引なキスの記憶がよみがえると、無垢なサラの胸は、おびえつつも小さくときめくのだった……。
■どういう運命のいたずらか、真実の愛にあこがれる純真なヒロインが初めて恋い焦がれたのは、彼女を誰よりも嫌うヒーローでした。
夫となってからも、彼は妻をベッドでは求めながらも、しいたげるのをやめません。
ロマンスの女王の実力が冴えわたる作品です!
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