いつか恋を【ハーレクイン文庫版】
父と継母が飛行機の墜落事故で、世を去ったとき、19歳のメルに遺されたのは、3人の弟と莫大な借金だけ。
弟たちを人手に渡さないためにも、海運造船業を営む大資産家で、継母の弟エティエンヌの求婚を、メルは受けるしかなかった。
メルは15歳のときに、彼に仄かな思慕を秘めていたことがある。
しかし、一回りも年上の、成熟した大人のエティエンヌは、男の子みたいな、痩せっぽちのメルに見向きもしなかったのだ。
それなのに結婚式の夜、怯えるメルをベッドの端に座らせ――その微笑が語っていた。
彼はメルを我が物にしたいだけなのだと。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。
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