一年遅れのプロポーズ
落ちぶれた旧家の娘ペータと、大会社の御曹司リーアム。
ふたりの結婚は、双方の親の思惑以外の何ものでもなかった。
両家にとって何よりも必要な‘跡取り’を作るためだけの縁組。
だが初めて顔を合わせた瞬間、二人は互いの魅力に抗えず、そのまま情熱的な夜をともにした。
相性はこの上なくすばらしかった。
リーアムはハンサムでセクシーで、先代を凌ぐ才覚を持つ実業家だ。
だが金の亡者のような親に育てられたせいで、愛を信じていない。
ペータは違った。
便宜的な結婚でも、今や夫を心から愛していた。
家名を継ぐための子どもなど欲しくない。
夫との愛の証が欲しい。
だが夫は、1年経っても妊娠しない彼女を訝しむようになっていた。
■実力派作家ケイト・ウォーカーが、一筋縄ではいかない、深い夫婦の愛を描いた話題作です。
当時、読者の間で感動の嵐を巻き起こし、今もたくさんのレビューを見ることができます。
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