雪どけの朝
ソレルは24歳だが、いまだ男性恐怖症で恋愛にも怯えている。
少女のころ見てしまった場面に恐怖心を植えつけられたのだ。
あるとき、遠縁に当たるヴァルが英国を訪れるという報せがあり、ソレルが滞在中の彼女の世話をすることになった。
宿泊先はウェールズにある古いコテージ。
彼女とは初対面だが、滞在を心地よいものにしてあげたい、とソレルは思っていた。
ところが、現れたヴァルはなんと十も年上の男性だったばかりか、その日からウェールズを襲った猛吹雪のせいでコテージは停電。
いかにも手練れといったハンサムな年上男性とふたりきり――閉じ込められてしまったソレルは震えた。
一体どうすればいいの?■2011年に亡くなったペニー・ジョーダン。
ピュアなヒロインが、傲慢で男らしさ溢れる年上男性によって、愛の強さや激しさに目覚めるという作風は、今もロマンスファンから絶大な支持を受けています。
1991年に刊行された初恋物語をお贈りします。
更新中です。しばらくお待ちください。