身代わり秘書の純真
かごの鳥が自由を求め、普通の暮らしを手に入れたとき……。
「私はヴァレンティナ」「私はナタリーよ」何から何まで自分にそっくりな女性と空港で出会い、ヴァレンティナ王女は鏡を見ているような錯覚に陥った。
そして妙案がひらめいた。
2カ月後に迫る政略結婚の前に、夢にまで見た普通の暮らしを経験できるまたとないチャンスだ。
仕事に疲れ切った様子のナタリーを懸命に説き伏せた彼女は、世界的な大富豪アキレスの秘書として化粧室をあとにした。
魅惑的な金色の瞳にたやすく正体を見破られるとは――アキレスが生涯忘れ得ぬ人になるとは夢にも思わずに。
■互いに真実には触れぬまま、禁断の愛に落ちるふたり。
めくるめく2カ月が過ぎ、ヴァレンティナは彼への想いを振り切って帰国しますが、お腹には小さな命が宿っていて……。
C・クルーズの官能的なロイヤル・ロマンス、『すり替わった王家の花嫁』関連作です。
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