魔法の都ウィーン【ハーレクイン文庫版】
コーデリアは父亡きあと、継母にずっと粗末に扱われてきた。
だから、住み込み家庭教師の職を得たときはうれしかった。
しかも教え子の少女の同行で、ウィーンに赴くことになったのだ。
少女の伯父の家にしばらく滞在するのだという。
伯父のチャールズは長身の、とてもハンサムな麻酔医だった。
冴えない容姿の彼女をちらりと見るや、見下した顔をしたので、コーデリアは芽生えかけた恋心を封印した。
永遠に――でも人々は言うのだ。
ウィーンには不思議な魔法がある、と。
だから願わずにはいられなかった。
先生に魔法をかけられたら。
*本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。
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