セラフィーナ【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
男爵が求めるのは、お飾りの妻。
人形のようなつまらない花嫁……。
‘利口すぎず、慎ましやかで、口答えしない、家柄のいい美人。
そんな娘がもしもいるなら、結婚を考えてもいい’祖母に結婚をせっつかれている男爵チャールズは、まだ独身を謳歌したくて、無理難題と言える結婚の条件を出していた。
ところが驚いたことに、そんな娘がいたのだ。
祖母の知人の紹介で引き合わされた彼女の名は、セラフィーナ。
面白みがなく従順そうで、天使のように愛らしいだけの彼女となら、結婚後も自由にやれそうだ。
高慢にもそう考えた彼はまだ知らなかった。
自分の目に映っているしおらしいセラフィーナが、愛する家族を苦境から救うための、一世一代の名演技をしているとは!■本当は聡明で快活なセラフィーナは、大人しい仮の姿で高慢な花婿候補の希望に沿おうとしますが、男爵が恋に落ちたのは、彼女の妹‘サリー’でした。
じつのところサリーの正体は、元気な真の姿でふるまうセラフィーナなのですが、彼はそれに気づかなくて……。
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。
ご購入の際は十分ご注意ください。
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