強いられた情熱と結婚
3年前、求められたのは体だけだった。
今度も私の愛は握りつぶされる運命なの?目を覚ましたとき、ロギーはローワンに抱きかかえられていた。
3年ぶりに彼に会って、どうやら気を失っていたらしい。
億万長者のローワンは危険が迫っているとロギーに教え、なぜか国外にある彼の城で保護したがった。
しかし、彼女にはどうしても国を出られない理由があった。
バージンを捧げたローワンに、一夜で捨てられたからではない。
私の父が原因で、彼に死ぬほど憎まれていることも関係ない。
気絶してできた怪我も忘れて、ロギーは勇気を振り絞った。
私たちには2歳になる娘がいるの、と告白するために……。
■本作は『ギリシアの悪魔富豪』『婚礼宮にさらわれて』の関連作にして、最終話となります。
ロギーはかつて一夜を過ごした富豪が所有する城に連れていかれ、以前にも増して情熱的に誘惑されます。
娘の父親との、愛のない結婚にイエスと言うまで……。
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