内気なマーメイド
嵐が運んできたのは、結ばれぬ運命の哀しき恋――貧しい家に生まれたクレアは幼少期にいじめられ、今は身寄りもない。
苦学のすえ弁護士になるも、同僚の陰謀で失業してから孤島暮らしだ。
ある日、嵐の海で溺れかけていた男性ラウールを助け、彼女はしだいに友情以上の気持ちを抱くようになっていった。
そんな中、ラウールが衝撃の告白をする。
「僕はさる国の皇太子なんだ」驚き、動転するクレアに、彼は一緒に王国へ来ないかと提案した。
彼女は悲惨な身の上から、人前に出るのが怖く、内気だった。
妃なんて務まるはずがない。
つかのまの慰み者になるのがおちだわ。
しかし、平民と皇太子の間に未来なんてないと知りつつも、彼を愛してしまったクレアはつかのまの夢に溺れていくのだった……。
■壮絶な人生を送ってきた天涯孤独のヒロインが恋に落ちた男性は、王位を受け継ぐために国王夫妻から帰国を求められているプリンスでした。
一筋縄ではいかない身分違いの恋の結末やいかに? 人気作家マリオン・レノックスが贈るシンデレラ・ストーリーの決定版!
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