略奪王と黒衣の花嫁
窮地の乙女を略奪したのは、粗野で優雅な美しき野獣。
突然、父王が病死したため急ぎ帰国したギズランはシーク・フセインが率いる軍隊に囚われ、王宮を占拠された。
「はじめまして、愛しいギズラン。
僕は君を花嫁に迎える」フセインは華々しい戦功を誇る勇猛な戦士としてだけでなく、あらゆる女性を虜にするプレイボーイとしても名を馳せている。
愛する祖国を守るためとはいえ、こんな男に娶られるなんて……。
拒絶するギズランに、それならば妹と結婚するまでだと彼は言う。
激しい舌戦の末、強引に、だが優しく彼はギズランの唇を奪った。
熱い喜びが彼女の体を駆け抜けた――怒りに燃える心とは裏腹に。
■あどけない妹を野蛮な君主から守るため、ギズランは仕方なく結婚を承諾します。
婚礼の儀では黒衣をまとって反発するギズランでしたが、初夜のしとねはあまりにも熱く甘やかで……。
大人気『異国の君主と花売り娘』関連作、ドラマチックな珠玉のロマンスです!
更新中です。しばらくお待ちください。