傲慢なボスに片想い
密かに憧れてきたボスに、愛されたかったはずなのに……。
苦境に追いつめられたCEO秘書のバージニアは今夜、ボスのマルコスのペントハウスを訪れていた。
優秀な経営者だった父が妻に先立たれて身を持ち崩したため、バージニアはその借金を肩代わりしようと、密かに慕っているボスに、恥を忍んで給金の前借りと支援を願い出た。
するとマルコスは見返りとして、1週間恋人役を演じるよう求めてきた。
復縁をもくろむ身勝手な元恋人に見せつけるために。
わたしは小道具にすぎない。
なのにそれでも、胸がきゅんとしてしまう。
演技のキスが、やがて情熱に火をつけ……。
でも、これは見せかけ……。
しかし気づけば、バージニアはマルコスの子を、身ごもっていた――■偽りの恋人を演じるうち、いつしか情熱を止められなくなってしまったふたり。
約束の1週間を過ぎても逢瀬を重ねるうち、バージニアはもはやどこからが演技でどこまでが真実なのかわからなくなって煩悶します。
それゆえ予期せぬ妊娠のことも告げられず……。
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