十七歳の純愛を王に
若き君主に憧れた17歳の少女は今、大人の女性となって王宮に帰ってきた。
父の死後、叔父夫婦のもとで家政婦扱いされてきたリナは、17歳で放蕩王への貢ぎ物として王宮に差し出されてしまった。
だが王が急逝し、若き新国王サイードに帰宅を命ぜられる。
「私にはもう帰る家はありません……」おずおずと告げたリナが文字も読めないと知ると、王は学ぶ機会を与えると宣言した。
4年後、リナはスイスで必死に学び、希望に燃えて帰ってきた。
サイードへの恩返しに、母国で教育の普及に尽くすつもりで。
ところが、彼はすっかり大人に成長したリナを見て言った。
「恩義に報いたければ、1週間私の愛人として過ごせ」■若くピュアなヒロインを描かせたら右に出る者なし! 編集者大絶賛のアニー・ウエストの逸作をお楽しみください。
女性をめろめろにさせる魅力を持ちながら、なぜかヒロインだけは遠ざけようとする若き王に、思いがけぬ要求を突きつけられて……。
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