実業家のアダムは幼なじみのメルと二人きりで無人島に流れ着いた。<br />客船の船上で7年ぶりに偶然再会したところを嵐に襲われ、海に投げ出されたのだ。<br />貧しい少年だったアダムにとって、町の名家の娘メルは手の届かない存在。<br />彼は恋心をもてあまし、彼女をいじめてばかりいた。<br />今、メルは昔と変わらぬ嫌悪の表情を彼に向けている。<br />この機会に誤解を正し、彼女の身も心も手に入れたい。<br />アダムはひそかに決意し……。<br />