雪降る町の恋
■私のホテルを奪おうとする人が、運命の人であるはずがない。
■エリッサは三人姉妹の長女。
小さなホテルを経営している。
ある晩、彼女は見知らぬ男にあとをつけられ、‘愛の館’に逃げこんだ。
そして館で夜を明かし、朝になってホテルへ戻る途中、アレックスにでくわした。
満月、誕生日、その翌朝の男性との出会い……。
‘愛の館’の伝説の条件はすべて満たしている。
でも、妹二人が館の伝説どおりに結婚したからといって、私がアレックスと結婚するなんてありえない。
彼は館の持ち主で、私の大切なホテルも自分のものだと主張している。
おまけに、館をクラブハウスにして、近くにリゾート地を造り、ホテルは壊してゴルフ場にするから、すぐに立ちのけという。
よくもそんなばかげたことを! ホテルは私の夢で、人生そのものなのに。
絶対に許せない。
最後まで闘うわ。
彼女は今年がホテルで迎える最後のクリスマスにならないよう祈った。
■未婚の女性が‘愛の館’で誕生日の夜を過ごすと、次の日最初に出会う男性が運命の相手となる……。
クリスマスから新年へと、急展開するエリッサの恋の行方にご注目ください。
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