罠に落ちた花嫁
復讐のための結婚――夫の背徳を知り、花嫁はハネムーン先の小島で悲嘆にくれた。
■母を亡くしたリサは両親の離婚で生き別れた兄のマークを頼り、三歳のときに渡英して以来、十七年ぶりでアメリカの土を踏んだ。
リサはケネディ空港で兄を待ったが、彼女の前に現れたのは、兄の会社を傘下に収めた若手実業家ソーン・ランダーズだった。
マークが海外出張している間、ソーンがリサの面倒をみるという。
ほかにあてもなく、彼女はソーンの言葉に従うしかなかった。
リサはソーンの案内で初夏のニューヨークを満喫し、冷徹さとやさしさの同居するソーンにぐいぐい惹かれていく。
そして会って三日目、思いがけないプロポーズを受けたリサは、ソーンの性急さに不審を抱くが、愛を貫いて結婚に踏み切った。
だが、リサはハネムーン先の小島で恐ろしい事実を知る。
彼が私と結婚したのは、復讐の道具に使うため……。
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