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ダイヤモンドを拒んだ花嫁

清らな乙女に、無情と名高い富豪が迫る――家族を守りたければその身を捧げろ、と。
22歳のエルヴィは父の死後、継母と異母弟を支えて生きてきた。
手芸用品店で働く身では、男性との出会いはほとんどないが、何度か見かけた継母の雇い主の富豪ザンダーに密かに憧れている。
ある日、彼の所有する骨董品を盗んだかどで継母が訴えられた。
何より家族を大事にしてきたエルヴィは彼に懇願の手紙を書く。
すると、自ら情け知らずと豪語するザンダーはエルヴィを呼び出し、魅惑的な曲線を描く彼女の体を見回してから平然と言ってのけた。
「君の体を僕に捧げてくれれば、訴えは取りさげてやろう」これは脅迫よ! 即座に拒んだエルヴィだが、心は乱れて……。
■継母を救いたい一心で、悩み抜いた末に金融王ザンダーの愛人になるという交換条件をのんだエルヴィ。
無垢な彼女にとってそれは、大切にしてきた純潔を捧げることを意味しているというのに……。
大スター作家リン・グレアムが綴る、情熱の予測不能ロマンス!




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