二時間だけのシンデレラ
完璧な婚約者を演じる彼に、私への恋心はみじんもない。
生活のために必死で働く23歳のアビーは愛も恋も知らない。
空想でつくりあげた‘完璧な婚約者’との恋愛話を憧れのまま周りに話していると、思いがけず慈善舞踏会へ招かれることに。
婚約者の同伴は必須……困ったわ、どうすればいいの?ふとアビーの脳裏に、親友の兄で富豪のルークの姿が浮かんだ。
慈善の目的だと彼に頼みこみ、練習のためキスを試してみると、アビーの体に熱い震えが走った。
いったいこれはなに?陶然とする彼女をよそにルークは涼しい顔で念を押した。
「今夜一夜かぎり、2時間が過ぎたら終わりだぞ、シンデレラ」■さまざまな愛の形を紡いできた人気作家メラニー・ミルバーンが描くのは、せつないシンデレラ・ロマンス。
ヒーローに愛されていないと知りながら、彼への想いを止められないヒロインは……。
更新中です。しばらくお待ちください。