バカンスの魔法
「もう遅いです。
あなたが煽ったんだから責任を取って」セリンの懇願を聞かずにチョン・ユヌが腰を打ちつける……■大学時代から付き合っている恋人とは結婚を意識する八年続く仲だった。
平凡な日々だが、変わらない毎日をセリンは愛していたのだが、ある夜、大切な恋人と親友・ユンフィが裸で抱き合う現場を目撃。
突然二人の仲を知ることになったセリンは……ソウルから逃げるように海南島にバカンスにやってきたのだった。
――このまま消えてしまいたい。
恋人と十年来の親友を一度に失ったセリンは大きな喪失感を抱えていたが、訪れた海南島で大学時代のサークルの後輩・チョン・ユヌに再会する。
大学時代よりも逞しく成長し、見目麗しい青年になったチョン・ユヌにセリンは驚きながらも安心感を覚え、行動を共にすることになった。
チョン・ユヌから、セリンの‘失恋旅行’のお手伝いをしてあげる、と提案され、セリンは戸惑いつつも申し出を受けることに……。
とろけるように優しく、愛おしげに深く触れられたと思うと、情欲に濡れた瞳で射止められ、貪るように求められる。
快楽に溺れないよう、チョン・ユヌはユリンを引き上げてあげる、と言うが……。
「これでもまだ、僕は、可愛い後輩にしか見えませんか?」韓国の人気No.1TL作家ショコラの掌編を大胆に翻訳!(ヴァニラ文庫うふ)※本作品にはイラストが収録されていません。
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