おまえのきれいな花をよく見せてくれ花売り娘を拾ったのは女嫌いの貴族様育ての親に<花を売る>ため夜の街へと放りだされたエフラシア。<br />その言葉が持つ意味を知らず、危うく襲われかける。<br />通りすがりの伯爵・テオドールに助けられ、なぜか彼の屋敷で淑女教育を受けることに。<br />「ここはどんな花びらよりも甘くて美しいな」女嫌いのはずの彼に熱く囁かれ、エフラシアは初めての悦びに抗えない。<br />彼には婚約者がいるのに……。<br />