面目ないが
なんといってもお聖さんこと田辺聖子先生のあとがきが白眉である お聖さんのあとがきはお聖さんの「楽老抄IV」(集英社)にも収載されているので 併せてお読みいただければ幸甚である 「当世のますらおぶり」がそれに当たる じゃおまえの文章はあかんのかとゆーと どっこいこれまた素晴らしいのである でなければNHKの「ラジオ深夜便」で二週間にわたり朗読され 再放送までされたりしないのである 朝日新聞に書いて異例のファンレター殺到となった「私空間」の一連の文章や 俳句も併載されている 俳句を選んだのは当時の新潮社の担当者であった風車の矢七君であるから わたしの責任ではない もっといい俳句ならいくらでもあったのである 初の電子書籍化 必読の一書
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