真田大戦記 七
西朝暦元和二年(一六一六)秋、豊臣・徳川両軍はついに激突を開始した。
立花宗茂と直江兼続、そして片倉小十郎重綱は、北関東戦線において先陣を切り、箕輪・倉賀野で徳川軍と激闘する。
九州では、関門海峡を渡って雪崩込もうとする徳川軍を九州連合が粉砕し、瀬戸の鷹・小早川元景率いる村上水軍が九鬼水軍を迎え撃つ。
瀬戸内では豊臣四国勢が本土上陸を敢行し、相模では宇喜多秀家が馬入川を挟んで、決死の戦いに突入した。
そして、ついに家康は不気味な西進を開始する。
家康の真意はどこにあるのか。
幸村との最終決戦の地は果たして何処に!? 【目次】前巻までのあらすじ主な登場人物第四章 箕輪・倉賀野の戦い第五章 彷徨える清正第六章 馬入川の攻防第七章 川中島への道真田大戦記・年表【著者プロフィール】竹中亮(たけなか・りょう)1961年10月9日、東京に生まれる。
早稲田大学第一文学部卒業後、大手旅行代理店に入社。
旅行の企画、広告編集、海外(カナダ)勤務を経て、執筆活動に入る。
卒業課題は「日本の帝王学」、日本市場の覇者の後継者に対する帝王学教育を研究する。
「真田大戦記」で第5回歴史群像大賞奨励賞を受賞。
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