体験告白 昼下がりの女たち
男は私の母乳をちゅうちゅうと吸った!女流ポルノ作家・わかつきひかるが、官能小説誌から依頼を受けて、女たちのエッチな体験談をもとに執筆した告白手記風リアルファンタジー。
第四話は、作者わかつきひかるが公園ママから誘われた時給一万円のバイト。
「ね? わかつきさんって母乳? いいアルバイトがあるんだけど、やってみない?」ママ友の美春さんから指定されたワンルーム。
「今ね、赤ちゃんをお預かりしている最中なの」ここは託児所? 布団が敷き述べられた部屋の奥には赤ちゃんの姿が見える。
しかし、はいはいをしながら近づいてくるのは、おしゃぶりを口にくわえ、ベビー服を着た成人男性だった。
「私は母乳が止まってしまったけど、こちらのお母さん。
母乳なのよ。
粉ミルクを哺乳瓶で呑むよりおいしいわよ」美春さんの柔らかく温かい手が、私のカットソーをめくりあげる。
私はなぜか美春さんの手を払いのけることができない。
美春さんが背中のホックを外し、ブラをたくしあげた。
【著者プロフィール】わかつきひかる2001年にフランス書院ナポレオン大賞受賞して、頭角を現し、主にライトノベルの分野で執筆活動を続ける。
07年に幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞、11年に宝島日本官能文庫大賞、岩井志麻子賞を受賞する。
14年『ニートな彼とキュートな彼女』が『世にも奇妙な物語2014年春の特別編』に採用される。
近著に『おいらん同心捕物控』『クリスティナ戦記 奉仕の姫騎士と国境の商人』『あきんど姫様』など多数。
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