上様は用心棒
あの三代将軍家光が城を抜け出て大暴れ! 第2弾南海の龍・紀州頼宣が甥の将軍家光に叛意! 幕府軍船「天下丸」は…独眼竜正宗がかつてイスパニアに派遣した南蛮帆船の絵図面を紀州頼宣が狙う。
花川戸の口入れ屋の用心棒に姿をかえた家光は……。
「天下人たる余は世間を知らなすぎた。
見聞を広めるべく江戸の町に出る」と宣言して三代将軍家光は、浅草花川戸の口入れ屋[放駒]の家に用心棒として居候することに。
富岡八幡宮の相撲小屋の前で、力士志願の大男に声をかけられた。
父は船大工で伊達正宗の南蛮帆船の建造にたずさわったという。
これが縁で……。
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