籠の鳥の乙女の甘美なる吐息
可愛い僕の籠の鳥。
僕の手の中でだけ、さえずるんだ慕っていた「お兄さま」の手で花開いていく清楚な公爵令嬢きみを愛さないでいるほうが難しい――。
少女時代に一度だけ話した青年アルフレードを「お兄さま」と呼び慕っていた公爵令嬢エリシェ。
家庭教師ピアに厳しく躾けられ迎えた社交界デビューの日、突然アルフレードとの婚約が発表される。
エリシェの驚きをよそに、まるで待ち望んでいたかのように愛を教えてくるアルフレード。
ある決意をもって迎えた花嫁に、冷静なはずの男の本能は揺さぶられて……。
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