偽りの神仙伝―かくて公主は仙女となる
私は神仙に選ばれし女道士になるの。
誰も私に逆らえないほどに、輝かしい光になる。
私は人を捨ててみせます天候を言い当てる力をもった公主が、宮廷内の権力争いから愛する姉を護るために神仙になることを決意する!時は唐の睿宗の時代。
武則天・韋后・安楽公主は女性でありつつ夫の皇帝を殺すほどの絶大な権力を振るい、それを奪わんとする者は血のつながりがあろうとも苛烈な処断を行っていた。
ようやくその武韋の禍をのりこえたものの、宮廷では権力をうかがう者たちの策謀が渦巻いていた。
祖母の武則天に母を殺された玉真公主は、その策謀から最愛の姉を護るために女道士となり、神仙の張果の助力を得て、自らも神仙を目指す。
zunko・装画
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