神は夜ごと純真な修道士に愛を捧ぐ
そなたの躰は、私を気に入ったようだなもう二度と下界には帰さない。
そなたはこれからずっと私のそばで暮らすのだ――人智を超えた神と純真な修道士の天界新婚生活v十六歳になったばかりのユリスは、由緒ある修道院で清らかな暮らしを送る修道士。
司祭からの邪な誘いに困り果てたある夜、修道院と深い縁のある神――聖ベルナルドに夜通し祈りを捧げたユリスは、あくる日下された神託により聖ベルナルドに娶られることに。
嫁いだ先の天界では、人語を操り二足歩行する犬、ピニャとティトがあれこれと世話を焼いてくれるが、夫となったはずの聖ベルナルドが初夜だというのに不在。
自分は本当は望まれていないのでは――早くも下界が恋しいユリスの前にやっと姿を現した聖ベルナルドだが、なぜかユリスは目隠しされ、「尻を叩けば、この身に宿る邪悪な淫気も消え去るだろう」と尻叩きの罰を受けて……!?
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