元禄九年師走の早朝。<br />実高百万石と噂される仙台藩江戸屋敷門前に死体が……。<br />そして斬死体も……。<br />いったいなぜ? 誰が? 藩奉行探索方で影山流抜刀術の名手・望月彦四郎に真相解明の命が下った。<br />手掛かりは二人が残した俳人芭蕉の句三句。<br />それにどんな秘密が? 行く手を阻む壁と謎。<br />やがて第二、第三の悲劇が……。<br />大型新人が挑む白熱の時代小説傑作!