二代将軍秀忠の「御免状」を懐に波芝(なみしば)信十郎は、越前宰相忠直が布陣しつづける関ヶ原に向かった。<br />大坂の陣から八年目にして再び戦雲が日本を覆い尽くそうとしている。<br />秀吉の遺児にして九州南朝の名門、肥後菊池一族の皇子、信十郎は、林崎神明夢想流の豪剣をもって、天下大乱を狙う勢力の策謀に挑んでゆく……。<br />雄大で痛快な展開に早くも話題沸騰! 大型新人の第2弾!