密愛調書
キャリア監察官の見城志人と捜査一課の問題児にしてエース・鳴海廉は秘密の恋人同士。
監察中でさえ不埒を働く恋人に手を焼きつつも、鳴海の懐の広さと捜査への真摯さを知った今、見城はくすぐったいような充実感を覚えていた。
新たな事件へ向かう鳴海の無事を祈る見城だったが、そこへ兄・敬人が外交先より帰国する。
久方ぶりの再会を喜んだのも束の間、敬人に鳴海との逢瀬を見られてしまい…。
度重なる圧力に行き詰まる捜査、血を吐くような兄の想い。
恋情だけでは済まされないと知ってなお、見城と鳴海が選択した答えとは――。
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