三代将軍宣下のため上洛の途についた家光と父・秀忠。<br />江戸から京まで三十万余の軍勢を従えての旅だが、将軍父子の命を狙う策謀が待ちかまえていた。<br />秀吉の遺児にして肥後・加藤清正の猶子(養子)波芝信十郎は、家光の小姓・柳生十兵衛らとともに、御所忍び八部衆の度重なる襲撃に豪剣をもって立ち向かう。<br />