「俺のところへ来い。<br />可愛がってやるぞ」艶のある声が今夜も槙を誘う――クールな美貌のバーテンダー・槙に引き抜きを持ちかけたのは、危険な香りを漂わせる緋龍会の幹部・綾瀬だった。<br />欲望を湛えた眼差し、闇に潜む獣を思わせる綾瀬に、いけないと思いつつも心乱される槙。<br />しかし綾瀬の逆鱗に触れた槙は、屈辱に濡らされ、凄絶な快楽でその奥に潜む劣情を暴かれてしまい……。<br />書き下ろしは、マル暴の刑事・黒土×槙の腹違いの弟・烈の『コンプレックス』。<br />