御庭番の二代目
将軍家治の後継は?城の内外に渦巻く噂。
御養君御用掛が始動!嫡子・家基落命から二年。
田安家の松平定信、一橋家の治済らが噂に上るが……。
折しも平賀源内が殺人罪で牢に。
救出法はあるか……?家将軍家治が十八歳の嫡子・家基を城内で殺されてから二年ほどの天明元年(一七八一)四月十五日、家治の 命で臨時の役が設けられた。
御養君御用掛というその役は、老中田沼意次、若年寄酒井忠休、留守居依田政次 の三人に課せられた。
最高位の老中が中心となり、お世継ぎび選定作業がはじまったのだ。
田安家から養子に出た松平定信、一橋家の治済が噂にのぼっているが……。
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