御庭番の二代目
人気シリーズ、衝撃の最終巻!父は老中の田沼意次、嫡男意知は新任若年寄。
驚天動地の殿中の凶刃。
城での暗殺強行の真意は?なぜ誰も阻止しなかった?背後に命じた者がいた?田沼派排斥の動きも加速!御庭番宮地加門らは……。
天明四年(一七八四)三月二十五日、江戸城で前代未聞の凶事が出来した。
老中田沼意次の嫡子意知が、将軍を護る新番士の佐野善左衛門政言に斬りつけられたのである。
意知は若年寄に就いたばかりだった。
七十歳の大目付・松平忠郷が佐野を羽交い締めにする足下には、意知が血まみれで倒れて虫の息。
他に誰も佐野を止めようとはしなかった。
はたして佐野一人の暴挙なのか?
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