土方歳三事件簿 神命党始末。30分で読めるシリーズ
さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度)【書籍説明】幕末、人心不安のためか、民間に様々な信仰が流行った。
天狐教は、その一つである。
新選組お抱え医師の嘉納芳春は、天狐教の信者の病状に悩まされていた。
天狐教を信じていた患者の病状が悪化したり、お籠りを続けた信者が幽鬼のように痩せ衰えたりする。
ついに死者まで出た。
芳春は症状から阿片中毒を疑った。
新選組副長土方歳三は、薩摩藩士中村半次郎が天狐教教祖天晃坊をつけ狙っていることに気づいた。
その半次郎が暗殺されるのを、歳三は未然に防いだ。
半次郎は、「天晃坊は阿片で人を操り、回天を成し遂げるつもりだ」と、歳三に告げた。
天晃坊は薩摩の大久保一蔵や西郷吉之助、長州の桂小五郎や高杉晋作に接近して、討幕・回天を推し進めようとしている。
半次郎は、阿片が亡国の麻薬であることを心配し、歳三に協力を求めた。
一方、土佐の坂本龍馬は桂や高杉に天狐教と組む危険性を訴えていた。
歳三と半次郎は天晃坊の企みを暴き、阿片の蔓延を阻止できるだろうか?【目次】金の御幣阿芙蓉狐の天罰犠牲者人斬り半次郎刺客回天の大業日吉屋五郎三郎お籠り生き地獄魔境襲撃阿片商人龍馬の説得
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