土方歳三事件簿 神命党始末。30分で読めるシリーズ
【書籍説明】新選組二番隊組長永倉新八は、市中巡察中、昔知っていた女に出逢った。
新八に足抜けの手伝いを頼んだ深川女郎お須賀だった。
今は、老舗の後妻である。
新八は松山藩江戸留守居役の次男だが、厳格な父親に反発して家を出た。
天然理心流近藤道場試衛館の居候になり、剣技を研きながら暢気に暮らしていた。
お須賀は「足抜けして自由になりたい。
そのために金が要る」と言う。
新八は試衛館塾頭の土方歳三と道場破りをして金を手に入れたが、女は金だけ持って恋人と駈落ちしてしまった。
その後、お須賀は恋人と別れて京に上り、奉公先の若旦那の後妻になった。
だが、姑の大内儀は評判の意地悪婆さんで、お須賀は辛い日々を送っていた。
その意地悪姑が殺された。
町方役人は「下手人はお須賀」と考えた。
お須賀は新八に助けを求め、新八は新選組副長土方歳三に泣きついた。
歳三は隊務に追われて忙しい。
最近、倒幕浪士に拳銃や銃を流す者がいて、活動が激化していた。
だが、新八に頼まれて、歳三は下手人探索に乗り出した。
【目次】昔の女道場破り大暴れ足抜け後始末いけず姑殺し沈黙の目撃者親切ごかし大裁ち鋏どこかで見た顔仕掛けた罠古屋敷急襲下手人
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