土方歳三事件簿 神命党始末。30分で読めるシリーズ
【書籍説明】時代は急激に動いていた。
長州軍は上洛して御所を占拠しようとしたが、幕府軍の奮戦に敗退した。
しかし、長州藩は表向き徳川幕府に恭順を示したが、いよいよ倒幕活動に力を入れた。
長州も薩摩も「攘夷」を唱えながら、欧米文化に傾倒していった。
幕府も軍制を西洋化し、フランス軍式調練を採用した。
徳川幕府最強の戦闘集団新選組も、副長土方歳三の主張で洋式調練に切り替えた。
大砲や鉄砲を有効に使うためには、従来の軍学兵法は役に立たない。
五番隊組長武田観柳斎は長沼流軍学を修め、新選組兵学師範を務めていたが、洋式調練の採用とともに存在価値を失った。
今さら欧米式用兵術を学ぶ気にもなれず、若い隊士達が新知識・新技術を習得するのを苦々しく眺めていた。
武田は伊東甲子太郎に接近して身の安泰を図ろうとしたが、伊東の陰謀に巻き込まれてしまう。
伊東は新選組を倒幕派に変えようと画策していた。
武田は新選組に居難くなり、機密漏洩を手土産に薩摩屋敷に逃げ込もうとした。
土方歳三は武田の脱隊と伊東の陰謀をどう対処するのか?【目次】洋式調練新知識留守の間に命令違反薩長同盟奈良出張金策致不可薩摩屋敷薩摩示現流薩摩者一条から七条嘘か真か将軍逝去斬撃竹田街道
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