世界最強の魔王ですが誰も討伐しにきてくれないので、勇者育成機関に潜入することにしました。
魔王ルシファー降臨。
城塞都市グランデンで巻き起こった大規模な戦闘は、テオドールらの活躍によって収まるかに思えた。
だが、城塞都市の西方付近の上空に生じた次元の裂け目から現れた不気味な化け物たちと巨大な繭がさらなる混乱を生む。
いち早く現場に駆けつけていたクラリス率いる小と、異変を察知して竜王国から侵入してきた竜騎兵たちは化け物たちを相手取って一時的に共闘を果たすが、突如、空から落下してきて巨大な繭が事態を一変させることになる。
城塞都市での戦闘を終わらせた大英雄デュラス将軍が愛馬とともにクラリスたちのもとへ駆けつけると、目の前には凄惨な光景が広がっていた。
一方、街中での後処理をしていたテオドールもまた次元の裂け目から現れた存在の気配を察し、愕然とする。
それは遥かな昔、自分たちの前から忽然と姿を消したサタンのものだった。
すべてを顧みずかつての盟友のもとへと駆けつけたテオドールは、暴れる盟友を鎮めるため、デュラス将軍の目の前にもかかわらず、ついに真の姿を曝け出す――。
※「ガ報」付き!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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