陪審員C-2の情事
米女性作家によるリアルで残酷な法廷と恋愛。
フロリダ州で起きた乳児焼死事件。
放火の疑いをかけられた裁判の被告は、乳児の義理の姉である十代の少女だった。
陪審員として7名の男女が集められるが、裁判期間中は郊外のモーテルに隔離、名前も伏せられ番号で呼ばれる。
陪審員同士の個人的交流も固く禁じられていた。
そんな中、老齢の夫を持つ50代のカメラマンC-2は、年下の解剖医と禁断の情事に身を投じていく。
被告の運命を握る重責と正義に対する思い、女性としての焦燥や欲望の間で揺れるC-2の運命の歯車が狂い出す…。
M・フリーマン、D・キートン主演のヒット映画『眺めのいい部屋売ります』の原作著者が乾いた筆致で描く、リアルな法廷小説にして残酷な恋愛小説。
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