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夏至のウルフ

必殺「狩りモード」発動!松山きっての繁華街’北京町’で、デリヘル嬢が絞殺された。
愛媛県警本部と松山東署は特別捜査本部を設置。
ウルフの異名を持つ刑事・壬生千代人も応援に駆り出された。
捜査線上に浮かんだのは風俗店経営者だった。
被害女性と愛人関係にあったらしいが、腑に落ちない。
周辺捜査を進めるなか、スイッチを切り替えた。
狩りモード――それはスポーツでいうゾーンに近い。
五感が研ぎ澄まされ、事件の断片が繋がる。
そして見えてきた真犯人とは……(表題作「夏至のウルフ」)。
バツイチ、家なし、39歳の壬生は、ピンク映画館で寝泊まりする絶滅種の邪道刑事である。
そんなウルフを尻にしくのが警部補・吾味梨香子だ。
職場では些細なことでセクハラを騒ぎ立てるが、いざとなれば、なぎなた名手の腕前を見せる。
曲者揃いで「道後動物園」と呼ばれる松山東署で繰り広げられる全5編の事件簿。
松山出身にして、「このミス」優秀賞作家発の超ローカル警察小説!




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