鬼嵐
新型コロナ騒動を予見したと話題の衝撃作!「突然発症して、身体の中を嵐のように暴れまわる」――致死率100パーセントの殺人ウイルス《鬼嵐》が発生した! 感染症医の及川夏未は東京の大学病院での研究者生活に挫折し、離婚を経て、実家のクリニックを手伝うために北関東の町に戻ってきていた。
外国人労働者の姿が目立つものの過疎化が進む地元では、町おこしの一環として、地元産の食肉をブランド化しようと若者たちが動き始めていた。
そんな中、一人の老人の死を皮切りに、謎の感染死が連続して発生する。
夏未は独自に調査を進めるが、それを妨げるような出来事が次々と起こり、真相に辿り着くのは困難を極めた。
感染源は一体何なのか。
そして、その裏側にあった戦慄の事実とは……。
デビュー作『感染』以来、数々のベストセラーを生み出してきた医療ミステリーの第一人者が贈る、新型コロナ騒動を予見したと話題の衝撃作!※この作品は単行本版『鬼嵐』として配信されていた作品の文庫本版です。
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