ミモザの告白
変わりゆく三角関係。
いま舞台の幕が上がる。
衝撃的な一学期が終わり、咲馬たちは夏休みに突入する。
いつもと少し違う、だけど何気ない日常の最中に、ふと頭をよぎる『あの出来事』。
ちゃんと向き合わなければならない、そう思う咲馬だが、今は目を逸らすことしかできなかった。
そんな夏休みのある日。
咲馬は、汐と夏希の三人で水族館へ行くことになる。
三人は暗黙の了解のように『あの出来事』には触れず、楽しい時間を過ごす。
だがなんでもないように振る舞っていても、過去はなかったことにはならない。
「二人は、付き合ってるんだよね?」夏休みが終われば、その先には文化祭が待ち受ける。
三人はそれぞれの想いを胸に、文化祭の準備を始める。
実行委員の仕事、そしてロミオとジュリエット。
行き違い続けた感情が交わるとき、舞台の幕が上がる。
『夏へのトンネル、さよならの出口』のコンビ「八目迷 × くっか」が贈る、待望の青春小説第2弾。
今日的な問題に切り込んだテーマ性と衝撃的な結末から、続刊を希望する声が相次いだ話題作。
※「ガ報」付き!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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