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おじいさんとヤマガラ 〜3月11日のあとで〜

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。
お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
小さな生き物の命について考える絵本。
3.11以降、福島の森では異変が続いています。
本書は、原発事故が起きてから、森で鳥がすくなったという事実をもとに、構成しています。
おじいさんは鳥が大好きでした。
毎年冬になると、おじいさんは巣箱を6個作って家の周りにつけます。
春になると、ヤマガラが、巣箱にはいりヒナを育てるのです。
おじいさんは、ヒナが育つのを楽しみにしていました。
2011年、事故があった年、いつもと同じように、巣箱を取り付けました。
でも、おじいさんは、心配で心配で仕方ありませんでした。
今年もヤマガラはやってくるだろうか? ヒナは巣立つことができるだろうか? おじいさんの心配は、みんなの心配です。
人間だけではない、地球上にくらす小さな生き物たちに目を向けてほしいという作者の願いが込められています。
(底本 2013年3月発行作品)※この作品はカラーです。




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