それいゆ文庫 僕たちの祈りの言葉 〜神職見習い水島華山、千年伝説に挑む〜
石之守家の者は、56歳になると死ぬ。
1000年前に交わしたという「覚書」の謎に、世代を超えた三人が迫る壮大なファンタジー。
石之守家の者は、56歳になると死ぬ。
例外なく死ぬ。
村の大地主で石之守酒造の社長・石之守清はまもなく56歳になろうとしている。
清を助けたいと行動を起こしたのは、代々緑王神社で宮司を務めてきた家の一人息子で、まだ高校生の水島華山と、幼馴染みの長谷川泉子だった。
世代を超えた三人の奇妙な友情。
神職見習いの華山は祈りを込めて祝詞を上げ、泉子は願掛けをして、何とか清の命を永らえようとしているが、石之守村では1000年前の神との約束がまだ続いている。
泉子が時折口にする「太古の記憶」とは?石田衣良と「裏」名著を味わう文学サロン「もっとも危ない読書会」主催第5回ショートショートコンテスト石田衣良賞受賞作「直葬のオラトリオ」を元に加筆修正した表題作と、三人のその後を描く連作。
更新中です。しばらくお待ちください。