それいゆ文庫 狐格子 〜ためたね流御師 真坂野ゆり〜
川崎市役所「くら特」所属、祓い屋一族「ためたね流」御師・真坂野ゆりが怪事件に挑む! 新感覚ホラーミステリ開庁。
「しぐさ」に籠められた念を使って祓う「ためたね流」の御師・真坂野ゆり。
川崎市役所の「くらし文化特殊支援室」略して「くら特」で特殊案件を担当している主任分析官だ。
そこへ入庁2年目の’今時の若者’と揶揄される緒方太一が異動してきた。
楽な方に逃げる癖のある太一は、真坂野のパートナーにぴったりなのだという。
かくして、太一の「くら特」初公務、「獣憑き」の調査がはじまった。
狐面を被ったずぶ濡れの女性が、両手の指を組んだ間――「狐格子」から市民を見つめ息を吹く。
すると市民は突然意識を失ってしまう――多摩川周辺で多発する怪事件だ。
怪異の痕跡を探す真坂野と、心霊現象が大嫌いな太一が、事件の真相に迫る。
そこには悲しい過去の記憶と現実の行方不明事件が交差して……? 凸凹コンビによる新感覚ホラーミステリ開庁。
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