イチローvs松井秀喜?相容れぬ2人の生き様?(小学館101新書)
イチローと松井秀喜「知られざる不仲の真相」イチローと松井秀喜。
日米球界を代表するスターであり、後世に語り継がれるライバル同士である。
イチローは昭和48年、松井は昭和49年の生まれ。
ともに外野手で左打ち。
共通点は多い。
だがいつしか2人はメジャーリーグで対戦しても、談笑はおろか目も合わさなくなった。
日本ではタブー視されたが、アメリカでは公然と「不仲説」が唱えられた。
なぜ相容れないのか?本書は、その謎を解き明かすため両雄の「生き様」に深く切り込んだ。
例えば野球人として歩んできた道。
イチローはオリックス、マリナーズという地方球団に属しながらも、安打という「記録」を積み重ね現在の地位を築く。
一方、松井は優勝を至上命題とする巨人、ヤンキースの主軸を担い、勝負を決すホームランを放つことでファンの「記憶」に残る選手となった。
「個人成績」を求めるイチローと「チームの勝利」を追う松井――鮮やかなコントラストはそれだけではない。
生い立ち、ファッション、ファンからの愛され方……2人の人物像をあらゆる点から比較してみると、「水と油」の理由が浮き彫りになる。
2010年から同地区で対峙する両雄。
因縁対決を楽しむためにも必読の一冊。
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