著者が結婚前後に詠んだ誠実で素直な愛の短歌集。<br />「相病めば何時迄続く幸ならむ唇合はせつつ泪滾れき」「君死にて淋しいだけの毎日なのに生きねばならぬかギプスに臥して」「降る雪が雨に霰に変る街を歩みぬ今日より君は婚約者」。<br />恋、病、死別、失意、再び恋、結婚と、ふたりの男性(前川正、三浦光世)を思って詠んだ素直な愛の短歌集。<br />「三浦綾子電子全集」付録として、夫・光世氏のエッセイ「五年越しのカレンダー」を収録!